2008/10/17 ラブレタータイプライター

突然ですが、ロサリオはいい街です。キリさん云々を抜きにしても、今回の旅で行った中で住みたい街ランキングを作ったら一位になりそうな気もする。(他にはメンドーサ、サンパウロ、サンティアゴあたりが接戦)
川沿いの公園の芝生ではみんなのんびりしてるし、中心街のコルドバ通りは歩行者専用で新しいおしゃれな店やカフェが並んでてみんなのんびりしてるし、とにかくのんびりしてる。さいきんザ・観光地!みたいなとこばっかり行ってたしなぁ。
気候もよくて、ブエノスアイレスから300キロしか離れてないのに全然違う。むしろプエルトイグアスに近い。ブエノスアイレスは寒くて曇ってて雨も降ってたけど、ロサリオは暑くて半袖でもいいくらいでカラッと晴れている。「あーもう日本帰るまでここにいようかな…」と思ってしまったくらいだ。
ま、キリさん云々を抜きにしたら、することないとは思いますけどね!

朝に母から電話が来る。「今どこにいるの」という決まり文句になりつつある質問から始まり、「そろそろ疲れてくるんじゃないの、大丈夫?」とのこと。私はロサリオ来てから元気になったけど(気候か?)、ウスワイアとブエノスアイレスでは大分疲れてきていて、ぐったりしている時間も多かったので、なんで分かるのか!漂流教室のお母さんか!母親とはそういうものか!と思った。(漂流教室のお母さんは時空を超えて息子のピンチがわかる)
ちなみにアルゼンチンでは10月19日が母の日らしいです。

ホテルを移動して風呂入って洗濯。昨日のツーリストインフォメーションの兄ちゃん(ルックスもイケメンだ)は「このホテル超オススメ」とか言ってたけど、ロビーが新しくてきれいなわりに中は新しくないし狭いしカーテンレールが壊れてて頭に落ちてきたしフロントの兄ちゃんは英語話せるとか言っておきながら実際話すとさっぱりだ。これでこの値段は微妙。

とりあえずスタジアムに行く。市内バス153番。セントロからは110番か。スタジアムまでの道は電柱や壁やゴミ箱が青と黄色に塗られていて、熱狂的雰囲気。



スタジアム周辺はあらゆるものが青黄ストライプ。


周囲の建物は落書きもすごい。

スタジアムは4万人収容できるのでかなり大きい。ここも青と黄色に塗られてるから相当派手。一周してみると隣接してるテニスコート分も歩くことになってかなり距離があった。スタジアムの裏の通りは危険とかではないけど異様に汚くて臭くて何もなかったので、もし誰かロサリオスタジアムに行くことがあれば裏通りは行く必要ないです。



チケット売り場。


チケット料金。100ペソ=3500円。女子供のほうが安い。

一周して、唯一、門が開いていたのが駐車場。セキュリティのおじさんにアホのふりして写真撮りたいから中に入れて〜と試しに言ってみたけどダメだった。下見としては満足したので帰る。



これがスタジアム駐車場入り口。手前が翌日もいろいろお世話になってしまったガードマンの建物。


スタジアム近所のクリーニング屋。
「ティントレリアヘノバ」ってカタカナで書いてある…何があった。
聞いてみようと思ったけどしまってた。



セントロに戻って、買い物をしつつ、昼食。おしゃれなカフェでランチ頼んだらおしゃれとは程遠い焼いただけの肉が来た。

3時くらいに再びロサリオオフィスへ。2時半にはオフィス近くに来てたけど、「あぁぁ昨日の私はなんであんなに大胆だったの!?私のバカバカ!恥ずかしい!どんな顔して入ればいいの!」みたいな葛藤劇場をしばらくやっていて入れなかった。
セキュリティに「約束があるんですよ〜…ヘへ…」とか言い訳しながら通る。
サッカー課のオフィスに入るも昨日のおじさんがいなかったので座って待つ。おじさんは奥から登場するのかなーと思ったら、私が来たのと同じドアからチケット手に急にバーンと現れた。びっくりした。そしてチケットを即くれた。やっぱりこのおじさんよくつかめない。どっかから見てたのか?
とりあえずこのチケットどこの席?と聞いてみたら、若い社員が説明してくれた。
チケットにはゲートとエリアと列と席の番号がきっちり印刷してあるけど、実際は必要なのはゲートのみであとは完全フリーらしい。試合日は一週間前に決まって、全席当日券で、全席フリーか…。日本とはえらい違いだ。
さすがにゲートでメインスタンド、バックスタンド、ゴール裏は分かれているので、もらったチケットがメインスタンド用ゲートってことは一応いちばんいい席…ですよね!やった!どうしよやっぱり最前中央狙うべきか。自由に動けるってことは危険予知したら逃げとくことも可能だしな〜

まぁそんなこんなでおじさんに御礼を言いまくってベソして帰る。ソシオ窓口は20人くらい並んでた。なんなんだろ。



チケット。


それから一応、ロサリオ名物のモニュメントを見たり、中心の広場を見たり、川沿いのゴージャスな地域を見たり、川にロシアの船が浮かんでるのを見て興奮したり、観光っぽいことをする。


ロサリオ名物のパラナ川。水は茶色くて汚い。


ロサリオ名物のアルゼンチン独立記念モニュメント。
5ペソ札?かなんかの柄にもなってました。



ゴージャスな地域のとってもゴージャスなバーに「忍者バー」というのがあった。わかったよ俺がここでくのいちのコスプレして働けばいいんだろ!それでいいんだろ!と思って覗いたら中途半端なチャイナ服きたアルゼンチン人しかいなかった。なんだそれ。中国と混同するのはもういいとして(中華料理おいしいからね)、アルゼンチン人しかいないってどうよ。

夜にホテルで禁断のラブレターをしたためる。キリさんに会えるともわからないし、会ったところで何も言えそうにないからだ。全文スペイン語でとってもつたない、そのぶん泣きそうなほど単純な感情をこめたラブレターが出来上がってしまった。しかも黄色い便箋に黄色い封筒に紺色のペンって、私もやるなぁ。


こんなん。やっちまった。





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